絵地口(読み)エジグチ

デジタル大辞泉 「絵地口」の意味・読み・例文・類語

え‐じぐち〔ヱヂぐち〕【絵地口】

絵を主にして、地口を添えたもの。祭礼のときの地口行灯あんどんなどに使われた。

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精選版 日本国語大辞典 「絵地口」の意味・読み・例文・類語

え‐じぐちヱヂぐち【絵地口】

  1. 〘 名詞 〙 絵を主とした地口。地口行灯(じぐちあんどん)などに使われた。たとえば、タコの絵に「ゆでだこかしく(目出たくかしく)」と書く類。
    1. [初出の実例]「行燈(あんどう)の地口は絵地口(ヱヂグチ)と申て、あれは絵を表(おも)として、絵から拵(こしらへ)る地口でごっす」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)

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