絶学(読み)ゼツガク

デジタル大辞泉 「絶学」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐がく【絶学】

学問をやめること。また、すたれて絶えた学問。〈日葡
学問をこえた境地
「たとひ一知半解はんげなくとも、無為の―なり」〈正法眼蔵・行持上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「絶学」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐がく【絶学】

〘名〙
① 学問を止めること。学問が絶えること。また、廃絶した学問。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔荘子山木
② 学問、知識を必要としない境地。学問をこえた境地。
※正法眼蔵(1231‐53)行持上「寒炉に炭なく、ひとり虚堂にふせり、涼夜に燭なく、ひとり明窓に坐する、たとひ一知半解なくとも、無為の絶学なり」

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普及版 字通 「絶学」の読み・字形・画数・意味

【絶学】ぜつがく

中絶して伝わらぬ学問。〔漢書賢伝、班彪論賛〕學の後を承け、宗の制、時に因り宜を施す。元・より後、學(おほ)し。

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