絶対敬語(読み)ゼッタイケイゴ

デジタル大辞泉 「絶対敬語」の意味・読み・例文・類語

ぜったい‐けいご【絶対敬語】

ある人物に、人称や場面にかかわらず常に一定表現を用いる敬語使い方上代における神や天皇などの自尊敬語はその典型現代では、公的な場では「父が~と申しております」のように言うが、昭和初めころまで「父が~と仰せになっております」と尊敬語を使って表現することがあった。→相対敬語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「絶対敬語」の意味・読み・例文・類語

ぜったい‐けいご【絶対敬語】

〘名〙 一定の人物に対する敬語の使い方が、常に一定で、人称や場面に応じて変化しないとき、その敬語の用法をいう。多く上代に、神、天皇に対して用いられた。

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