絶滅危惧(読み)ゼツメツキグ

デジタル大辞泉 「絶滅危惧」の意味・読み・例文・類語

ぜつめつ‐きぐ【絶滅危惧】

レッドリストレッドデータブックで、生物の種を絶滅の危険性の高さによって分類したカテゴリー項目のグループ。絶滅の恐れのある種。「絶滅」「野生絶滅」に次いで危険度が高い。絶滅危惧ⅠA類・絶滅危惧ⅠB類・絶滅危惧Ⅱ類が含まれる。
[補説]絶滅危惧ⅠA類は、ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高いもの。略号CR(Critically Endangered)。絶滅危惧ⅠB類は、ⅠA類ほどではないが、近い将来に絶滅の危険性が高いもの。略号はEN(Endangered)。絶滅危惧Ⅱ類は、絶滅の危険が増大している種。略号はVU(Vulnerable)。以前は、絶滅危惧ⅠA類と絶滅危惧ⅠB類は「絶滅危惧種」、絶滅危惧Ⅱ類は「危急種」として分類されていた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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