綱渡(読み)つなわたり

精選版 日本国語大辞典 「綱渡」の意味・読み・例文・類語

つな‐わたり【綱渡】

〘名〙
曲芸一つ。空中に張った綱の上を傘をさすなどの芸をしながら、渡り歩く軽業(かるわざ)の芸。〔和漢三才図会(1712)〕
② 危険をおかして物事を行なうことのたとえ。
かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉「経綸と申すが多寡が糸篇いづれ天下は綱渡(ツナワタ)りの事」

つな‐わたし【綱渡】

〘名〙 川の両岸に太い綱をさし渡し、その綱をたぐって船を渡すこと。急流出水などでさおや櫓(ろ)を使うことができない場所で行なわれる。〔和漢船用集(1766)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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