緇門(読み)しもん

精選版 日本国語大辞典 「緇門」の意味・読み・例文・類語

し‐もん【緇門】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「緇」は「緇衣(しえ)」で、黒い衣の意 ) 僧侶一門。また、僧侶、僧徒。くろかど。
    1. [初出の実例]「忝跡緇門、久修梵行、習訳聖典、頗悟玄門」(出典顕戒論(820)中)

くろ‐かど【緇門】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「緇門(しもん)」の訓読み。「緇」は黒の意、古く僧は黒衣を着たところから ) 仏門の意。
    1. [初出の実例]「世を憂しと思ひ入りにしくろかどに何ゆかしさに立ち帰るらん」(出典:鹿島問答(1377)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「緇門」の読み・字形・画数・意味

【緇門】しもん

仏門。

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