緊張性迷路反射(読み)きんちょうせいめいろはんしゃ

世界大百科事典(旧版)内の緊張性迷路反射の言及

【運動】より

…これは屈曲反射で,一側の下肢が屈曲したとき,対側の下肢が伸展して体重を支え,身体の平衡を保つものである。全身の骨格筋に及ぶ反射として緊張性迷路反射と緊張性頸反射がある。緊張性頸反射では,首をねじると顔の向いた側の上下肢が伸展し,反対側の上下肢が屈曲する。…

【反射】より

…延髄から中脳にかけて反射中枢のあるものとしては,頭が動いたときこれと反対方向に目を動かす前庭動眼反射や,視野の動きにつれて目を動かす視機性眼球運動がある。延髄から脊髄にかけて中枢のある反射としてよく知られているものに,緊張性迷路反射と緊張性頸反射がある。前者は頭の位置の変化に応じて,頸筋に作用して頭の位置を自動的に一定に保ったり,四肢や体幹に働いて身体の姿勢の平衡を保つように働く。…

※「緊張性迷路反射」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」