総合物流施策大綱(読み)そうごうぶつりゅうしさくたいこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「総合物流施策大綱」の意味・わかりやすい解説

総合物流施策大綱
そうごうぶつりゅうしさくたいこう

国際的にみて割高な日本の物流コストを,2001年までに国際水準まで引下げることを目指した施策。 1997年4月の閣議決定によって決ったもので,(1) アジア太平洋地域で最も利便性の高い物流サービスの実現,(2) 企業の立地競争力をそこなわない水準の物流コストの実現,(3) 環境負荷軽減の3点を柱に,主要港での貨物滞留時間を半減させる,トラックの荷物積載率を都市内で5割の水準に高めるなどの具体的な数値目標を盛込んでいる。同時に総合物流施策推進会議および全国9カ所の地方物流施策推進会議を設置した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android