総理大臣談話(読み)そうりだいじんだんわ

知恵蔵mini 「総理大臣談話」の解説

総理大臣談話

内閣総理大臣が国際問題や歴史認識などについて日本政府の公式見解を述べること。「首相談話」とも称され、談話を行った内閣総理大臣の名字を冠して呼ばれることもある。国際的な紛争大規模災害が発生した際や、過去に起こった戦争が終わった日などに、閣議決定に基づいて発表される。外務大臣官房長官による談話も行われるが、政府の長である内閣総理大臣の談話はより国際的な注目が大きい。戦後50周年の終戦記念日に当時の内閣総理大臣・村山富市が発表した「村山談話」、戦後60周年の終戦記念日に当時の内閣総理大臣・小泉純一郎が発表した「小泉談話」は、歴史的に重要な意味を持つ談話として知られている。戦後70周年を迎える2015年の終戦記念日には安倍晋三内閣総理大臣の談話が予定されている。

(2015-4-23)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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