緘する(読み)カンスル

デジタル大辞泉 「緘する」の意味・読み・例文・類語

かん・する【×緘する】

[動サ変][文]かん・す[サ変]
(「口を緘する」の形で)口を閉じる。黙る。「口を―・して語らない」
封をする。「固く―・した封書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「緘する」の意味・読み・例文・類語

かん‐・する【緘】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]かん・す 〘 他動詞 サ行変 〙 閉じる。また、封をする。多く、「口を緘する」の形で、発言しない、または発言させないの意にいう。箝(かん)する。
    1. [初出の実例]「ホテルや、勝子や、彼が時に通ふ女のゐる街のことも一切口を緘(カン)してゐた」(出典弔花(1935)〈豊田三郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android