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線量限度 【せんりょうげんど】

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知恵蔵2014の解説

個人が受ける放射線被曝(ひばく)量をできるだけ抑えるために設定された線量値。ただし、自然界からの放射線(平均年間2.4mSv=ミリシーベルト)と医療目的の被曝は含まれない。学術組織である国際放射線防護委員会(ICRP)が、主として広島長崎原爆被爆者データ解析して勧告の形で発表日本始め多くの国が放射線障害防止のための法令安全審査指針類に取り込んでいる。放射線の人体への影響は放射線の種類エネルギー、被曝した人体器官・組織によって変わってくるが、それらを統一的に把握するために工夫された実効線量(Sv=シーベルト)で線量限度を定めている。その値は、「これ以下なら影響ゼロ」という閾(しきい)値はないと仮定し、その影響を「合理的に達成できる限り制限する」との方針に基づき、一般人については年間1mSv、放射線作業従事者には任意の5年間の年平均で20mSv、ただしどの年も50mSvを超えないとしている。自然界から1人当たり年間平均2.4mSvの放射線を受けている。日本の原発では、周辺地域に与える影響が年間1mSvより十分低い値になるよう管理されている。
( 渥美好司 朝日新聞記者 )

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2008」
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世界大百科事典 第2版の解説

せんりょうげんど【線量限度 dose limit】 

放射線の有害作用から人体を防護するため国際放射線防護委員会(ICRP)が勧告した放射線の被曝量の限度以前最大許容被曝線量(許容線量)といわれていたものである。世界中のほとんどの国で,放射線防護に関する法律をつくるにあたって,原則的にこの勧告を採用している。日本では放射線障害防止法をはじめとして各種法律に反映されている。 放射線は医療面のみならず現代社会の広い分野有効使用されているが,他方では人体に種々の影響をもたらす。


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百科事典マイペディアの解説

線量限度 【せんりょうげんど】

人体が被曝(ひばく)しても,生涯のいずれの時期にも感知し得る程度身体障害を起こさないと思われる放射線量。かつては〈最大許容被曝線量〉〈許容線量〉といわれた。国際放射線防護委員会(略称ICRP,1928年設立)が数年ごとに公表する勧告値(次第に低下しつつある)を基準とし,日本では科学技術庁告示により規制する。
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デジタル大辞泉の解説

せんりょう‐げんど 〔センリヤウ‐〕 【線量限度】
 
放射線被曝(ひばく)の線量の制限値。この値を少しでも越えると人体にとって危険であることを示す。国際放射線防護委員会(ICRP)による勧告値(1990年)は一般人に対し1年当たり1ミリシーベルト、放射線業務従事者に対し特定の5年間の平均が1年当たり20ミリシーベルトとなっている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

線量限度
せんりょうげんど
dose limit

放射線の被曝量のやむを得ない場合上限値。従来の「許容線量」に代って世界的に使われるようになった。 ICRP (国際放射線防護委員会) の勧告に基づいて定められている。実効線量は5年間の平均が 20mSv/y (ただし 50mSv/y以内) ,一般人の場合では 1mSv/y。

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大辞林 第三版の解説

せんりょうげんど【線量限度】
 
放射線被曝(ひばく)の危険を示す制限値。放射線業務従事者などの場合年間五〇ミリシーベルト,一般公衆の場合年間一ミリシーベルト。許容線量。


(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

線量限度に近い言葉→公衆被曝線量限度|放射線の線量限度と医療で使う放射線量|被曝限度|定量限界|限度|被曝線量|線量|比例限度|最大限度|受忍限度

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