締売り(読み)しめうり

精選版 日本国語大辞典 「締売り」の意味・読み・例文・類語

しめ‐うり【締売・占売】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、買占めなどにより商品の供給量を制限し、価格操作を行なって独占価格を設定しようとする商行為。はじめは、集散地問屋がこれを行なったが、のちには地方の生産地の荷主船頭も行なうようになった。
    1. [初出の実例]「米たばひをき、しめ売被成候を」(出典仮名草子薬師通夜物語(福斎物語)(1643頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android