緡売り(読み)サシウリ

デジタル大辞泉 「緡売り」の意味・読み・例文・類語

さし‐うり【×緡売り】

江戸時代銭緡ぜにさしを売り歩いた人。武家中間ちゅうげんなどが内職として作り、押し売りをすることが多かった。転じて、押し売りのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「緡売り」の意味・読み・例文・類語

さし‐うり【緡売・繦売】

  1. 〘 名詞 〙 ぜにさしを売り歩くこと。また、その者。江戸時代、武家屋敷中間(ちゅうげん)などが、内職としてぜにさしを作り、商店に持参して押売りすることが多かった。転じて、一般の押売り。
    1. [初出の実例]「忌中札さし売が来てゆすってる」(出典:雑俳・柳多留‐一八(1783))

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