編上(読み)あみあげる

精選版 日本国語大辞典 「編上」の意味・読み・例文・類語

あみ‐あ・げる【編上】

〘他ガ下一〙
① 編み物を仕上げる。また、下から上へ編む。
※火の点いた煙草(1927)〈横光利一〉「編み上げますと、私には一生こんなものが入らないと気がつきました」
計画などを編むように作り上げる。
行人(1912‐13)〈夏目漱石塵労「我々の編(ア)み上(ア)げた旅程も」

あみ‐あげ【編上】

〘名〙
① 下から上へ編んでゆくようになっているもの。
※大津順吉(1912)〈志賀直哉〉一「あみ上げの靴を穿いてゐた私が」
※仏国風俗問答(1901)〈池辺義象〉小供の服装及び小学生徒の褒綬章「履は編上げ多し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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