編組工芸(読み)へんそこうげい(英語表記)binding craft

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「編組工芸」の意味・わかりやすい解説

編組工芸
へんそこうげい
binding craft

編んだり,組んだりして制作された手工芸品をいう。竹,籐 (とう) ,ふじ,あけび,柳,がま,麦わらなどを素材とし,これら材料の多い中国,東南アジア,日本で古くから家具敷物すだれ,その他各種の生活用具に使われた。機能的な実用性,柔軟で堅牢材質,斬新なデザインなどの点で独自の特性をもっている。技術の面で機械化が困難であるため工芸的な特徴を保ち続けている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android