緩い(読み)ユルイ

デジタル大辞泉 「緩い」の意味・読み・例文・類語

ゆる・い【緩い】

[形][文]ゆる・し[ク]
張りぐあいや締めぐあいが弱い。また、すきまなどがあり、ぴったりとしない。「ねじが―・くなる」「くつが―・い」
曲がり方や傾斜などが急激でない。「―・いカーブを描く」「―・い坂」
激しくない。勢いが弱い。また、ゆっくりしている。「流れが―・い」
規則などが厳しくない。寛大である。「―・い罰則
水分が多くやわらかい。「―・い便」
落ち着いている。のんびりしていて好ましい。「喫茶店の―・い雰囲気を楽しむ」
大ざっぱである。生ぬるい。また、しまりがなく、だらしない。「食うこと以外は何もしない―・い生活
気持ちがたるんでいる。怠慢である。
警固の―・くありけるひまを得て」〈太平記・一七〉
[派生]ゆるげ[形動]ゆるさ[名]
[類語]1ぶかぶかがばがばだぶだぶゆるゆるだぼだぼだぶつくゆったりゆるやか2なだらか緩やかだらだら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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