縁に連るれば唐の物を食う(読み)エンニツルレバトウノモノヲクウ

デジタル大辞泉 の解説

えんるればとうもの

縁があれば、遠い所の物でも食べることができる。何かの因縁で思いがけないものと関係ができることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

えん【縁】 に=連(つ)るれば[=よって]唐(とう)の物(もの)を食(く)

(縁があれば思いもよらない遠方食物をも口にすることができる、の意から) なにかの因縁でことの次第によっては疎遠なものとも関係ができる。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
[補注]「俚言集覧」の「縁につるれば唐土の物を食」の条に「又縁につるれば遠々の物をくふとも云 遠々をトホドとも云故にトホドが又唐土になりしならんと云り」とある。

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