縁の色(読み)ユカリノイロ

デジタル大辞泉 「縁の色」の意味・読み・例文・類語

ゆかり‐の‐いろ【縁の色】

古今集・雑上の「紫の一本ひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る」から》紫色
「春も惜し花をしるべに宿からん―の藤の下陰」〈拾遺愚草・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縁の色」の意味・読み・例文・類語

ゆかり【縁】 の 色(いろ)

紫色。「古今‐雑上」の「紫のひともとゆゑにむさし野の草はみながらあはれとぞみる」などからいう。
※最勝四天王院障子和歌(1207)「むさし野のゆかりの色もとひわびぬみながら霞む春の若草藤原定家〉」

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