縁取る(読み)ヘリドル

デジタル大辞泉 「縁取る」の意味・読み・例文・類語

へり‐ど・る【縁取る】

[動ラ五(四)]《「へりとる」とも》へりとりをする。ふちどる。
「鏡の周を白い砂と青い松とで―・って」〈風葉・恋ざめ〉

ふち‐ど・る【縁取る】

[動ラ五(四)]縁をつくる。特に、物のへりや周りに色を塗ったり布切れをつけたりして細工を施す。「袖口レースで―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縁取る」の意味・読み・例文・類語

へり‐ど・る【縁取】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 物のふちに装飾をつける。へりを目立つようにする。また、まわりをとりかこむようにする。ふちどる。
    1. [初出の実例]「大都会の周囲を縁取(ヘリド)れる各小貧窟の裏々をさまよひて」(出典最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉六)

ふち‐ど・る【縁取】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ふちをつける。物の周囲やへりに沿って細工をほどこす。ふちをとる。
    1. [初出の実例]「黄羅紗とみどりと白との縁取りたる『リフレエ』を着て」(出典:文づかひ(1891)〈森鴎外〉)

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