縒り込む(読み)よりこむ

精選版 日本国語大辞典 「縒り込む」の意味・読み・例文・類語

より‐こ・む【縒込・撚込】

  1. 〘 他動詞 マ行四段活用 〙
  2. 細いものを縒って穴などに入れる。ひねって入れる。
    1. [初出の実例]「一千人斗にて、出しそう成くすの木を、四方に是をよりこませ、くろがね四寸四方にきたわせ」(出典:説経節・おぐり判官(1675)二)
  3. 十分に縒る。徹底的に縒り合わせる。
    1. [初出の実例]「緑りを細く綯(ヨ)り込(コ)んだ宇治の葉が」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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