縞縮緬・島縮緬(読み)しまちりめん

精選版 日本国語大辞典 「縞縮緬・島縮緬」の意味・読み・例文・類語

しま‐ちりめん【縞縮緬・島縮緬】

〘名〙
山繭糸を入れて織り出した縮緬。山繭糸は染色によって染まらないので自然と縞が出る。
② 縞の御召(おめし)縮緬をいう。古くは御召縮緬はすべて縞織りであったことからいう。→御召縮緬
浮世草子好色一代男(1682)六「前夜の別れさまに、織出しの島縮緬(シマチリメン)貴様にきせたらばぬけるほどよき羽織ならんと置て帰る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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