縦横・経緯(読み)たてよこ

精選版 日本国語大辞典 「縦横・経緯」の意味・読み・例文・類語

たて‐よこ【縦横・経緯】

〘名〙
① たてとよこ。また、東西の方向と南北の方向。よこたて。
史記抄(1477)一二「阡陌は小路のたてよこをしたぞ」
② (経緯) 織物の経(たていと)と緯(よこいと)
浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)三「櫨(はじ)照葉をたてよこに、赤いべべ織りて著せうの」
③ (多く「に」を伴って副詞的に用いて) 思いのまま、自由自在であるさま。また、四方八方。あちらこちら。
※玉塵抄(1563)三四「吾十万人の兵衆をしたがえて、天下をたてよこにあるきたいやう、はたらくと云たぞ」
俳諧で、縦題と横題。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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