縮刷蔵経(読み)しゅくさつぞうきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「縮刷蔵経」の意味・わかりやすい解説

縮刷蔵経
しゅくさつぞうきょう

正しくは『大日本校訂縮刷大蔵経』 (1880~85) 。『高麗大蔵経』を底本とし,中国および日本で著わされた仏教書を加えて,計 1916部 8534巻にまとめた大蔵経。福田行誡 (06~88) などが刊行中心となったもので,活字を用いた初の大蔵経として有名。大乗経,大乗律,などの 10部から成る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android