繁昌・繁盛・蕃昌(読み)はんじょう

精選版 日本国語大辞典 「繁昌・繁盛・蕃昌」の意味・読み・例文・類語

はん‐じょう ‥ジャウ【繁昌・繁盛・蕃昌】

〘名〙 (形動) さかえること。また、そのさま。繁栄はんせい
(イ) ある家族・一族一門の人数が多くなり、勢いが盛んになること。
※小右記‐永祚二年(990)九月七日「有願書二枚〈略〉一枚為子息繁昌、殊祈申女児願」
※彝倫抄(1640)「我朝には釈迦の道繁昌して、上下尽(ことごと)く帰依す」 〔春秋左伝‐閔公元年〕
(ロ) 国・都市などに多くの人が集まって、商業活動や人々の生活が豊かに行なわれること。
平家(13C前)五「ふるき都はあれゆけば、いまの都は繁昌す」
(ハ) 商店・飲食店・会社などの客や取引が多くて利益も十分にあがること。はやること。「家内安全商売繁盛を祈る」
参天台五台山記(1072‐73)三「売買店家繁昌、荘厳異他県」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android