繁桟(読み)コミザン

デジタル大辞泉 「繁桟」の意味・読み・例文・類語

こみ‐ざん【繁桟/込み桟】

戸や板などを補強するために、その片側に桟をたくさん打ちつけること。また、そのもの。
「心細けき―の、門の枢戸くぐりど押し開くる」〈読・八犬伝・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「繁桟」の意味・読み・例文・類語

こみ‐ざん【繁桟】

  1. 〘 名詞 〙 細い桟をたくさん打ちつけて、板や物の蓋(ふた)などが反りかえらないようにしたもの。
    1. [初出の実例]「心細けき繁桟(コミザン)の門の枢戸(くぐりど)推開る」(出典:読本南総里見八犬伝(1814‐42)四)

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