精選版 日本国語大辞典 「繋ぬ船」の意味・読み・例文・類語
つなが【繋】 ぬ 船(ふね)
(「荘子‐列禦寇」の「巧者労、而知者憂、無能者無レ所レ求、飽食而遨遊、汎若二不レ繋之舟一、虚而遨遊者也」によることば) 岸べの杭などに、しっかりとつなぎとめてない船。また転じて、浮薄で定まった心をもっていないことのたとえ。
※菅家文草(900頃)三・舟行五事「海中不レ繋舟、東西南北流」
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