繕う(読み)ツクロウ

デジタル大辞泉 「繕う」の意味・読み・例文・類語

つくろ・う〔つくろふ〕【繕う】

[動ワ五(ハ四)]《動詞「つく(作)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「つくらふ」の音変化》
衣服などの破れ損じたところや物の壊れた箇所を直す。補修する。「ほころびを―・う」「垣根を―・う」
乱れた身なりなどを整える。整え装う。「髪を―・う」
外・はたから見た感じがいいように、体裁をよくする。「世間体せけんていを―・う」
ぐあいの悪いことや過失を隠して、うまくその場をとりなす。「その場をなんとか―・ってごまかす」
病気手当てをする。
「御風邪よく―・はせ給へ」〈浮舟
[可能]つくろえる
[類語](1直す修繕修理修復改修修正手直し直し手入れ/(4体良く空空しい白白しいわざとらしい心にもない受け流す取り繕う猫をかぶる見せかけ表面的

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android