繧繝錦(読み)ウンゲンニシキ

デジタル大辞泉 「繧繝錦」の意味・読み・例文・類語

うんげん‐にしき【××繝錦】

繧繝による彩色の間に花・鳥・ひしなどの文様を配置した錦。畳・しとねなどの敷物のへり、表具装飾に用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「繧繝錦」の意味・読み・例文・類語

うんげん‐にしき【繧繝錦】

〘名〙 錦の一種。文様の周囲を各種の色でくまどった様式総称近世は赤地に黄、緑、青、紫など二種類以上の色糸を横糸として用い、ひし形、棒縞などの文様を織り出した織物をいう。地合は斜文組織天武天皇六七二‐六八六)のころに始まり、装飾および畳縁地(へりじ)に用いられる。うんげん。
西大寺資財流記帳‐宝亀一一年(780)「雲間錦脛裳二具」

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