繭栗(読み)けんりつ

精選版 日本国語大辞典 「繭栗」の意味・読み・例文・類語

けん‐りつ【繭栗・栗】

〘名〙 (小牛の角がはじめて生えるときの形が、繭(まゆ)や栗(くり)に似ているところから)
① 小牛の異称
明衡往来(11C中か)中末「然所召微牛。雖。随命奉之。謹言
山菜、きのこのこと。
※六如庵詩鈔‐二編(1797)一・西山採蕈十絶句「暴殄由来天所忌、好留繭栗猿公

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普及版 字通 「繭栗」の読み・字形・画数・意味

【繭栗】けんりつ

小牛の生え初めの角。〔礼記王制天地を祭るの牛は、角(つの)栗。宗の牛は、角握客の牛は、角尺なり。

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