纏縫(読み)まつりぬい

精選版 日本国語大辞典 「纏縫」の意味・読み・例文・類語

まつり‐ぬい‥ぬひ【纏縫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 裏に折った布端から、普通縫い進む方向に対して斜めに針を出して、表布をごくわずかにすくい、縫いつけること。裾(すそ)始末などに用いられる。また、その縫い方。まつり。まつりぐけ。
    1. [初出の実例]「隠し綴まつり縫(ヌヒ)閂留め或は普通のぐし縫ひ絎け等を用ゐる事もあります」(出典:家庭袋物細工全書(1915)〈中村興湖・<著者>村井秋翠〉)
  3. ( 纏繍 ) 日本刺繍の技法の一つ。返し縫いと同様の運針で、線などを表わすのに用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android