纔着・纔著(読み)さいじゃく

精選版 日本国語大辞典 「纔着・纔著」の意味・読み・例文・類語

さい‐じゃく ‥ヂャク【纔着・纔著】

〘名〙
① (着物の長さを、裾がわずかに地に着くぐらいにするの意) 装束たけを、着る人のたけと等しくすること。官服身丈(みだけ)に着ること。さいちゃく。〔随筆安斎随筆(1783頃)〕
② ①の裾の様式一つ束帯の下襲(したがさね)の裾を長くひかないで、足首までの長さとするもの。
左経記‐長元元年(1028)一二月二九日「次々官纔着〈依地湿云々〉舁案入中門筵上退出」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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