置戸(町)(読み)おけと

日本大百科全書(ニッポニカ) 「置戸(町)」の意味・わかりやすい解説

置戸(町)
おけと

北海道北部、オホーツク総合振興局管内の町。1950年(昭和25)町制施行。常呂(ところ)川の上流域を占め、国道242号が通じる。JR石北本線北見駅およびJR根室本線池田駅に通じていた北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線は2006年(平成18)に廃止された。北見山地の山林地帯で、町域5万2727ヘクタールの84%は森林、その7割が国有林製材、チップ製造などが行われ、農業酪農、肉牛飼養など畜産タマネギなどの畑作が行われる。常呂川上流には勝山温泉や多目的の鹿ノ子ダム、先土器時代の置戸安住遺跡(おけとあずみいせき)がある。面積527.27平方キロメートル、人口2775(2020)。

岡本次郎


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android