羃羃(読み)べきべき

精選版 日本国語大辞典 「羃羃」の意味・読み・例文・類語

べき‐べき【羃羃】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 雲、塵などが物をおおうさま。
    1. [初出の実例]「陰雲朦々長不雨、軽煙羃々無散時」(出典経国集(827)一四・清涼殿画壁山水歌〈嵯峨天皇〉)
    2. 「雲冪々(ベキベキ)として東西に覆ひ偏(ひとへ)暗夜のごとく」(出典:浮世草子・新御伽婢子(1683)一)
    3. [その他の文献]〔李華‐弔古戦場文〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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