美々貝塚(読み)びびかいづか

日本歴史地名大系 「美々貝塚」の解説

美々貝塚
びびかいづか

[現在地名]千歳市美々

現在の海岸線から約一七キロ内陸の美々川上流部に位置し、美々の低湿地を望む標高二〇メートルほどの洪積台地突端部にある貝塚。市指定史跡。台地縁に大小四つの地点貝塚で構成されており、調査された貝塚は径一五メートル、貝層厚は一・二メートルである。汽水域に生息するヤマトシジミが中心で、ほかに純海水域に生息するアサリや、岩礁性の巻貝で温暖水系種であるアカニシマガキなど一四種の貝が確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android