美妙(読み)ビミョウ

デジタル大辞泉 「美妙」の意味・読み・例文・類語

び‐みょう〔‐メウ〕【美妙】

[名・形動]言いようもなく美しくすぐれていること。また、そのさま。
「自然が与えた―な優しい心」〈有島生れ出づる悩み
[類語]美しい麗しいきれい秀麗端麗美麗流麗壮麗見目好い見目麗しい端整佳麗艶美艶麗あでやか妖艶豊麗妖美見好い小綺麗典麗ビューティフルピトレスクピクチャレスクラブリービューティープリティー身綺麗美美びびしいきらやか鮮やか華麗華美鮮麗清麗優美美的妖麗楚楚そそ清楚せいそ瀟洒しょうしゃあか抜けこざっぱり洒落しゃれ小洒落こじゃれスマートシックドレッシー純美玲瓏れいろう着映えきらびやか洒落しゃれ薄皮のけたよう

み‐みょう〔‐メウ〕【美妙】

[名・形動]何とも言い表せないほど美しく、すぐれていること。また、そのさま。びみょう。
美術家の望む所は、偏えに―の感覚を与えて人を娯ましめんと」〈逍遥小説神髄

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精選版 日本国語大辞典 「美妙」の意味・読み・例文・類語

み‐みょう ‥メウ【美妙】

〘名〙 (形動) (「み」は「美」の呉音) 言い表わせないほど美しくすぐれていること。また、そのさま。びみょう。
※小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「美術家の望む所は偏に美妙(ミメウ)の感覚をあたへて人を娯ましめむとするにありて」

び‐みょう ‥メウ【美妙】

〘名〙 (形動) 何とも言い表わせないほど、美しくすぐれていること。また、そのさま。みみょう。
教育学(1882)〈伊沢修二〉三「誰か此景色を見て一種無比の感情を発せざるものあらん。斯の如き感情を美妙の情緒と云ふなり」 〔人物志‐八観〕

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