美山町(読み)みやまちよう

日本歴史地名大系 「美山町」の解説

美山町
みやまちよう

面積:三三九・八一平方キロ

由良川の上流一帯に広がる山間の町。北は福井県遠敷おにゆう名田庄なだしよう村、西は綾部市・船井郡和知わち町と船井郡日吉ひよし町、東は滋賀県高島たかしま朽木くつき村、南は京都市左京区および北桑田郡京北けいほく町。町域内には三国みくに岳・天狗てんぐ岳・品谷しなたに山・ハナノ谷段たにだん山・奥八丁おくはつちよう山・ホサビ山・白尾しらお山などの標高七〇〇メートルを超える山々が立ち並ぶ。これら諸山を分水嶺とするヤスケたに川・五波谷ごはたに川・知見谷ちみだに川・佐々里ささり川・深見ふかみ川・棚野たなの川などが流れ、町のほぼ中央を西流する由良川に合流する。

美山町
みやまちよう

面積:一五七・四六平方キロ

郡の北部全域、約七〇パーセントを占める。しかしその九〇パーセントは山林で、うち六二パーセントが人工林。東は武儀むぎ洞戸ほらど村・武芸川むげがわ町、西は本巣もとす根尾ねお村・本巣町、南は高富たかとみ町・伊自良いじら村、北は武儀郡板取いたどり村に接する。北端の標高一二一五・七メートルの日永ひなが岳から町の東部を汾陽寺ふんようじ山脈、西部を舟伏ふなぶせ山脈が走り、その間を日永岳を源とする神崎かんざき川が途中で円原えんばら川を合して南流し、中心集落谷合たにあい尾並坂おなみざか峠から東に流れる武儀川(葛原川)と合流して南東流する。

美山町
みやまちよう

面積:一三八・五五平方キロ

福井市の東にあり、東は大野市、北は勝山市、吉田郡松岡まつおか町・永平寺えいへいじ町・上志比かみしひ村、南は今立郡池田いけだ町と接する。大部分が山地で、集落は足羽川の中流域やその支流域に点在する。町内を福井市と大野市を結ぶ国道一五八号(美濃街道)東西に通り、この道に沿って国鉄越美北線が走る。

明治二二年(一八八九)の町村制施行により足羽郡域の高田たかだ村ほか一〇村が下宇坂しもうさか村、しな村ほか九村が上宇坂村となり、大野郡域の皿谷さらだに村ほか五村が芦見あしみ村、川上かわかみ村ほか一〇村が羽生はにう村、河内こうち村ほか五村が上味見かみあじみ村、折立おりたて村ほか四村が下味見村となった。

美山町
みやまちよう

昭和二七年(一九五二)に設定された。南は花月かげつ町・清見きよみ町。旧高台たかだい(高台区)の一部で、東境を学園がくえん(西一号)西境をとんでん(西三号)が通り、南部を北四線が東西に、中央部を南北緑園りよくえん(西二号)が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報