美貌(読み)びぼう

精選版 日本国語大辞典 「美貌」の意味・読み・例文・類語

び‐ぼう ‥バウ【美貌】

〘名〙 美しい顔かたち。きれいな容貌。多く、女性の容貌についていう。
万葉(8C後)一六・三八〇八・左注「乃彼鄙人之意彌増妻之情而作斯歌嘆美㒵也」
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉三「しら雪と見まがふばかりの好男美貌(ビバウ)
プールサイド小景(1954)〈庄野潤三〉「姉の美貌に惹かれて慕い寄って来る連中」 〔宋玉神女賦序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「美貌」の意味・読み・例文・類語

び‐ぼう〔‐バウ〕【美貌】

美しい顔かたち。「美貌の持ち主」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「美貌」の読み・字形・画数・意味

【美貌】びぼう(ばう)

美しい顔だち。楚・宋玉〔神女の賦〕須臾(しゆゆ)のに、美貌生し、(かがや)くことの如し。

字通「美」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android