群立(読み)むれだつ

精選版 日本国語大辞典 「群立」の意味・読み・例文・類語

むれ‐だ・つ【群立】

〘自タ四〙 (「むれたつ」とも)
① むらがって立つ。群生する。
古今(905‐914)雑体・一〇〇六「花すすき 君なき庭に むれたちて 空を招かば 初雁の〈伊勢〉」
② むらがって飛び立つ。
※重之集(1004頃)百首「かすがのにむれ立きじのはねおとはゆきのきえまにわかなつめとや」

ぐん‐りつ【群立】

〘名〙 (あちらでもこちらでも)数多く立ちあがること。群がり立つこと。
殉死(1967)〈司馬遼太郎要塞「戦国期になり、いわゆる英雄が群立したが」 〔礼記‐曾子問〕

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普及版 字通 「群立」の読み・字形・画数・意味

【群立】ぐんりつ

群がり立つ。

字通「群」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「群立」の解説

群立 (ムラダチ)

植物クスノキ科の落葉低木。アブラチャン別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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