羽山装飾横穴(読み)はやまそうしよくよこあな

日本歴史地名大系 「羽山装飾横穴」の解説

羽山装飾横穴
はやまそうしよくよこあな

[現在地名]原町市中太田 天狗田

阿武隈高地東縁から東に延びた丘陵の東斜面に立地する七世紀前半の横穴墓で、玄室に装飾壁画が描かれている。羽山横穴として国指定史跡。遺跡のある丘陵は第三紀凝灰岩を基盤としており、横穴を穿鑿しやすい条件をもつ。昭和四八年(一九七三)宅地造成の際に玄室天井の一部に穴があき、内部に装飾壁画が発見されたため緊急調査が実施された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android