羽抜鳥・羽抜鶏(読み)はぬけどり

精選版 日本国語大辞典 「羽抜鳥・羽抜鶏」の意味・読み・例文・類語

はぬけ‐どり【羽抜鳥・羽抜鶏】

〘名〙 羽毛の抜けている鳥。また、羽毛の抜け変わる頃の鳥。特に、羽毛の抜け変わる頃のにわとり。みすぼらしいさまや身動きのできない様子などにもたとえて用いる。羽抜けの鳥。羽抜け。《季・夏》
※新撰六帖(1244頃)六「夏草の野沢かくれのはぬけ鳥ありしにもあらず成我身哉〈藤原為家〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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