羽衣歌子(読み)ハゴロモ ウタコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「羽衣歌子」の解説

羽衣 歌子
ハゴロモ ウタコ


職業
歌手

本名
加藤 絢

生年月日
明治35年 4月5日

出生地
青森県

学歴
東洋音楽学校卒

経歴
昭和初期にソプラノ歌手となり、浅草オペラ館や常磐座に出演。男性歌手・田谷力三の相手役として活躍した。昭和6年には詩人西条八十の作詞・塩尻精八の作曲による「女給の歌」が大ヒットとなった。その他にも「ウクレレの音」「エロ感激時代の歌」などで小ヒットを飛ばす。「東京音頭」で知られる歌手の三島一声と結婚するが、のちに離婚戦後はセミリタイア状態が続いたが、41年三越名人会に出演して「浅草オペラ」を歌い、芸術祭奨励賞を受賞した。晩年は自宅でピアノを教えていたという。

受賞
芸術祭奨励賞〔昭和41年〕

没年月日
昭和54年 9月7日 (1979年)

伝記
女たちの歌―時代を映す「地上の星」の肖像 新井 恵美子 著(発行元 光文社 ’04発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「羽衣歌子」の解説

羽衣 歌子
ハゴロモ ウタコ

昭和期の歌手



生年
明治35(1902)年4月5日

没年
昭和54(1979)年9月7日

出生地
青森県

本名
加藤 絢

学歴〔年〕
東洋音楽学校卒

主な受賞名〔年〕
芸術祭奨励賞〔昭和41年〕

経歴
昭和初期にソプラノ歌手となり、浅草オペラ館や常磐座に出演。男性歌手・田谷力三の相手役として活躍した。昭和6年には詩人西條八十の作詞・塩尻精八の作曲による「女給の歌」が大ヒットとなった。その他にも「ウクレレの音」「エロ感激時代の歌」などで小ヒットを飛ばす。戦後はセミリタイア状態が続いたが、41年三越名人会に出演して「浅草オペラ」を歌い、芸術祭奨励賞を受賞した。晩年は自宅でピアノを教えていたという。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「羽衣歌子」の解説

羽衣歌子 はごろも-うたこ

1902-1979 昭和時代の歌手。
明治35年4月5日生まれ。昭和初期,浅草オペラ館や常盤座でソプラノ歌手として活躍。昭和6年「女給の唄」が大ヒット。41年三越名人会でおこなった「浅草オペラ」の歌唱榎本健一,田谷力三とともに芸術祭奨励賞。昭和54年9月7日死去。77歳。青森県出身。本名は加藤絢(あや)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android