翁稲荷(読み)おきないなり

世界大百科事典(旧版)内の翁稲荷の言及

【流行神】より

… 流行神出現の形式については,(1)天空飛来型,(2)海上漂着型,(3)土水中出現型の三つのタイプがあり,その際,霊験を誇張して説く傾向があり,それを説明するために,しばしば神がかりの形式がとられている。たとえば,日本橋翁稲荷の縁起によると,宝暦(1751‐64)のころ,道路補修工事があり,地面を掘ると,銅製の稲荷の神像が出てきた。町内の者が番屋に安置しておいたところ,番屋は不浄だからというので火除地に小祠が設けられて,翁稲荷としてそこにまつられた。…

※「翁稲荷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android