翳詞(読み)かざしことば

精選版 日本国語大辞典 「翳詞」の意味・読み・例文・類語

かざし‐ことば【翳詞】

〘名〙 (「かざし」は、おおい隠すことで、ある語を隠すために使うことばの意) 正月三が日の間、物の名を忌み、呼びかえて言うことば。特に俳諧で用い、「ねずみ」を「よめが君」、「雨」を「おさがり」、「ねる」を「いねつむ」などと言いかえる類。〔随筆・柳亭筆記(1842頃か)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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