老い先(読み)オイサキ

デジタル大辞泉 「老い先」の意味・読み・例文・類語

おい‐さき【老い先】

年とった人の、これからの人生余生。「老い先が短い」
[類語]晩年末路老後余生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「老い先」の意味・読み・例文・類語

おい‐さき【老先・老前】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「生い先」からの類推でできた語か )
  2. 年を取っていく行く末。年を取ってからの余生。
    1. [初出の実例]「『〈略〉人間の身はわづらひある物』と、老さきの事あんじける」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)六)
  3. おいさき(生先)
    1. [初出の実例]「『〈略〉敵の首いくつでも、引ぬいて上ましょ』と老さき見へたる広言に、御悦びは浅からず」(出典:浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android