老大(読み)ロウダイ

デジタル大辞泉 「老大」の意味・読み・例文・類語

ろう‐だい〔ラウ‐〕【老大】

[名・形動]年をとっていること。また、その人や、そのさま。
「縦令君、―なるも」〈織田訳・花柳春話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「老大」の意味・読み・例文・類語

ろう‐だい ラウ‥【老大】

〘名〙 (形動)
① (━する) 年をとっていること。あるいは、年を経ること。また、そのさま。
文華秀麗集(818)中・過梵釈寺〈嵯峨天皇〉「幽奇巖嶂吐泉水、老大杉松離旧藤」
※男女交際論(1886)〈福沢諭吉〉「処女の時より殿中に仕へ、殿中に成長して殿中に老大したる者を見るに」 〔杜甫‐自京赴奉先県詠懐詩〕
② 重く大きいこと。はなはだしいさま。
正法眼蔵(1231‐53)谿声山色「大慈大悲のふかく、広度衆生の願の老大なるには」

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普及版 字通 「老大」の読み・字形・画数・意味

【老大】ろう(らう)だい

年とる。唐・賀知章〔郷に回りて偶書す、二首、一〕詩 少小よりを離れ、老大にして回(かへ)る 改めく、鬢毛

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