老平村(読み)おいたいらむら

日本歴史地名大系 「老平村」の解説

老平村
おいたいらむら

[現在地名]豊根村上黒川かみくろかわ

大入おおにゆう川流域の村。延宝六年(一六七八)検地が行われ、田五反余・畑六町六反余を検出。文政六年(一八二三)の熊谷家文書によると、大麦・小麦・大豆・蕎麦・大根・煙草・芋などの畑作物がみえ、収量は芋以外は上畑・中畑・下畑・下々畑とも一石に満たない。天保九年(一八三八)戸口は、一六戸・八六人(北設楽郡史)。集落西南の通称弘法こうぼう山の鞍部に老平遺跡があり、縄文中期から後期にかけての土器が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android