老苦(読み)おいくろし

精選版 日本国語大辞典 「老苦」の意味・読み・例文・類語

おい‐くろし【老苦】

〘形シク〙
① 年老いてみえる。老(ふ)けた感じがする。
※浄瑠璃・敵討御未刻太鼓(1727)下「前髪を取たれば、めっきりと老(オヒ)くろしう」
② 年若いのに、いろいろなことに行き届いている。言語動作が老成している。

ろう‐く ラウ‥【老苦】

〘名〙 仏語四苦または八苦一つ衆生の年をとるという苦しみ。老いの苦しみ。
宝物集(1179頃)「おいたるはたのみなし。おいてひさしきひとなきがゆゑに老苦といふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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