而て・然て(読み)しかして

精選版 日本国語大辞典 「而て・然て」の意味・読み・例文・類語

しか‐し‐て【而て・然て】

接続〙 (副詞「しか」にサ変動詞「す」の連用形「し」、助詞「て」の付いてできた語。漢文訓読文系統の文章に用いられる) 先行事柄に後行の事柄が並列されたり添加されたりすることを示す。そして。しこうして。
※漢書楊雄伝天暦二年点(948)「爾(シカシて)迺ち虎路は三を以て司馬と為す」
※太政官第二一四号‐明治五年(1872)八月二日(法令全書)「人能く其才のある所に応じ勉励して之に従事し而して後初て生を治め産を興し業を昌にするを得べし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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