世界大百科事典(旧版)内の耐フェード性能の言及
【自動車】より
…動力性能を決定づけるとともにそのレベルを簡便にとらえることのできる馬力荷重(1馬力当りの車両重量)は,その数値が小さいほどよく,近年では15kgf/馬力(実測値)前後の自動車が多い。制動性能を特徴づけるものには,制動距離,急制動時に進路を保持するための方向安定性,ひんぱんなブレーキ操作による効きの低下と効きの回復を示す耐フェード性能などがある。なお,実際に危険を感じてから自動車が停止するまでの停止距離は,ブレーキが作動してから停止するまでの制動距離とブレーキが効き始めるまでに走る空走距離との和であり,空走距離を算出するときの運転者の反応時間は一般に0.7秒程度とすることが多い。…
※「耐フェード性能」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」