耳巧者(読み)ミミゴウシャ

デジタル大辞泉 「耳巧者」の意味・読み・例文・類語

みみ‐ごうしゃ〔‐ガウシヤ〕【耳巧者】

[名・形動ナリ]耳学問でいろいろなことを知っていること。また、その人や、そのさま。
「よろづ上京下京の違ひありと―なる人のいへり」〈浮・一代女・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「耳巧者」の意味・読み・例文・類語

みみ‐ごうしゃ‥ガウシャ【耳巧者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物音などをよく聞きわける、鋭い聴覚を持つ人。耳ざとい人。耳聞き。
  3. ( 形動 ) 耳学問で知っていること。また、その人やそのようなさま。
    1. [初出の実例]「万上京と下京の違ひありと耳巧者(ミミゴウシャ)なる人のいへり」(出典:浮世草子好色一代女(1686)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android